足がだるいな…【変形性股関節症について】

よくある症状

最近、足の付け根が痛い・・・
違和感がある・・・
立ってるのが辛い・・・

なんて感じることはありませんか?

もしかしたら股関節に原因があるかもしれません。今回は股関節の変形についてご紹介します。

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変形性股関節症って?

股関節のクッションの役目を果たしている軟骨の摩耗などにより、骨盤の臼蓋(きゅうがい)という股関節の受け皿のような部分と大腿骨の骨頭(こっとう)という先端が丸くなった骨が変形することで、痛みや動かしづらさ、両足の長さの違いなどが生じる病気です。

とくに中高年の女性に起こりやすいですが、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全などで生まれつき股関節が傷みやすい人だと、若年でも起こることがあります。

また、子どもの頃にかかった股関節の病気の後遺症として起こることもあり、進行を遅らせるための処置を早期に行うことが重要で、薬物療法と併せて筋力トレーニングや体重コントロールなどが行われることも多い。病気がひどくなって安静にしていても痛みを感じるようになれば、人工関節に置き換える手術を行う場合もあります。

なぜ起こるの?

股関節は、大腿骨の骨頭という先端が丸くなっている骨が、骨盤側のくぼんでいる臼蓋というところにフィットしており、その構造によって足を前後左右斜めに動かせるようになっています。
歩くことで股関節には負荷がかかり、正常な状態ではクッションの役割を果たす軟骨が衝撃をやわらげているため、大きな問題は起きません。
しかし、加齢などによって軟骨が摩耗すると、少しずつ骨が変形して炎症が起きます
一般的に体重が重いほど股関節の負荷が大きいため、軟骨が減りやすくなります。

また、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全に気づかないまま長年過ごし、中高年になって痛みが出る場合もあります。
臼蓋形成不全は、乳児の頃に足を伸ばしてあてるタイプの布おむつによって股関節の角度が浅くなってしまったことに関係があるといわれているため、紙おむつが主流になった近年では形成不全は減少傾向にあります。

発症の原因を大きく2つに分けると…

①一次性変形性股関節症

股関節自体に特別な問題が無くても、長年、関節を使い続けるうちに少しずつ軟骨がすり減り、ある時点で痛みなどの自覚症状となって現れるケースです。
肥満股関節に負担のかかるスポーツ肉体労働などを長年続けている方に発症が多いのが特徴で、欧米人に多いタイプです。

②二次性変形性股関節症

生まれつき股関節の骨の形に異常があるケース特定の病気などが引き金となって発症するケースで、特に日本人に多く見られるタイプです。
二次性の中でも特に多いのは、子供の時の病気の後遺症である「発育性股関節形成不全(注1)「臼蓋形成不全(注2)によって発症するケースで、自覚症状がないまま中年になって発症する場合もあります。
これらは男性よりも女性に多く見られる病気であるため、変形性股関節症は女性の患者さんが多いのが特徴で、女性特有の骨盤の構造筋力不足冷えなども発症に関係していると言われています

(注1) 生まれつき、もしくは乳児期のオムツの巻き方などが原因で股関節の関節が外れてしまう病気。
現在では発症数は減少しています。

(注2) 臼蓋が不完全な形で成長し、大腿骨の骨頭がきちんとおさまらず浅くなってしまう病気。

症状と進行度

関節の痛み、関節の動かしづらさ、両足の長さの違い、それに伴う歩きにくさが代表的な症状です。
関節の軟骨がすり減り、関節の隙間がわずかに狭くなる初期では、起き上がったときや立ったとき、歩き始めたときなどに足の付け根に何となく違和感があるだけだったり、おしりや太もも、ひざに痛みやこわばりがある場合もあります
関節の軟骨の摩耗と変性が進行するにつれて痛みが増し、安静にしていても常に痛んだり、夜寝ていても痛みが続いたりすることがあります。その状態になると、やがて長い時間歩くことと立っていることがつらくなり、階段の上り下りに手すりが欠かせなくなるほか、足の爪切りや靴下を履くこと、正座をすることも難しくなるため、日常生活に支障を来たすことが多くなります。

初期…軽度の痛み「何となく違和感、少し痛む」

関節の軟骨が傷つき、関節のすき間がわずかに狭くなります
股関節以外に、おしり、太もも、ひざが痛む場合もあり、変形性股関節症だと気づかないこともあります。この時期の治療としては、主に、ストレッチや運動療法、減量や痛み止めの内服などの保存療法が行われます。

 

  • 長時間の歩行や運動後に痛みを感じる
  • おしりや太もも、膝にこわばりを感じる

進行期…慢性的な痛み「痛みが続く、関節が動かしにくい」

関節の軟骨が広い範囲で変性・摩耗し、関節のすき間が明らかに狭くなります
レントゲンでは骨嚢胞(こつのうほう)や骨棘(こつきょく)が現れます。
痛みが慢性化して、歩行にも支障をきたし始めます。この時期の治療としては、軽い筋力強化訓練、薬物療法(痛み止め)、温熱療法のほか、疼痛が強い場合は,人工股関節置換術も行われます。

 

  • 股関節が動く範囲が狭くなる
  • 足の筋力が落ちてくる
  • 日常的に痛みがあり、歩くのに支障がある

末期…極度の痛み「関節がかたくなる、歩きずらくなる」

関節の軟骨がほとんどなくなるため、関節のすき間がなくなります
レントゲンでは、股関節の著しい変形がみられます。筋力が落ち、おしりや太ももが細くなり、左右の脚の長さが違ってしまうこともあります。この時期の治療としては、人工股関節置換術が行われますが、痛みや歩行の大幅な改善が期待できます。

 

  • 動かさなくても痛みがある
  • 股関節の動きが悪くなる、かたくなる
  • 筋力が落ち、足が細くなる
  • 左右の足の長さが違う

治療法

変形性股関節症の対策としては股関節にかかる負担をできるだけ減らす工夫を行うことが大切です。
通常は保存療法を行うことから始めますが、痛みの程度や日常生活での不自由さなどを考慮したうえで手術療法の検討をする場合もあります。

保存療法

1 日常生活の見直し、環境を整える

股関節や下肢への負担になる原因をなるべく取り除くことが先決です。
和式の生活よりも洋式の生活(ベット、洋式トイレ、イス)の方が股関節への負担は少ないです。
また、日頃から重いものを持って階段の上り下りを頻回に行うことがあったり、たくさん歩かなくてはならない生活環境や職場環境などがある場合、その環境を変えることも考えるべきです。
極端な話、仕事を辞めたら股関節の痛みが楽になったという話はよくあります。もちろん簡単に仕事や家事などをやめるわけにはいきませんので、負担を少しでも軽くする工夫が必要です。それには、家族や周りの人、そして職場の人の理解と協力が必要です。

2 体重のコントロール

片足で立った状態だけでも股関節には体重のおよそ3倍の重みがかかります。
これは股関節を支えるために体重に加えて、さらに体重のおよそ2倍の筋力が加わるためです。
体重は股関節に負担を与える大きな要因となりますので、食事制限などで体重コントロールをすることが大切です。

3 筋力強化と関節可動域訓練

股関節の不具合があるとよく跛行(片足を引きずるような歩き方)がみられますが、この原因は脚の長さに差があることと同時に、臀部の筋力が弱いために生じます
片足で立つとき、正常な状態ですと反対側の骨盤が上がりますが、臀部の筋力が弱いと逆に反対側の骨盤が下がる現象がみられます。この状態で歩くと、体が左右に揺れるような歩き方となります。
股関節に痛みがあるとどうしても動かしたくないということで股関節の周りの筋力が弱ってしまいます。動かさないとさらに関節可動域が狭くなり、筋力もより低下してしまいます
このままでは悪循環ですので、可能な範囲内での関節のストレッチと同時に筋力強化を心がけることが重要です。

◇ストレッチ◇

ストレッチで股関節の周りの筋肉を緩め、リラックスさせます。
股関節の位置が矯正されることで関節が動かしやすくなり、関節可動域も上がります

◇筋力トレーニング◇

十分にストレッチを行なって股関節の位置が矯正され、股関節が楽に動かせるようになったら、筋力トレーニングを行います。
股関節の周囲や太もも、お尻の筋肉を動かすことで、股関節を支えるための筋力をつけていきます
この時、注意することは、運動療法が効果的であるといっても、やりすぎは禁物です。股関節の中の炎症が強くなり、結果的に進行を早める結果にもなります。
次の日に疲労を残さない程度を目安にしましょう。

4 温熱療法

温熱療法とは、体を温めることで股関節の周囲の血行を改善し、筋肉をほぐして痛みを和らげる治療です。家庭では、39~40℃程度のぬるめのお風呂にゆっくり入ることで、効果を得ることができます。温熱療法のあとにストレッチなどを行なうと、関節可動域の維持につながりより効果的です。

5 手術療法

生活習慣の改善や運動療法などによっても症状が軽減されない場合や、病状がかなり進行している場合などには手術が検討されます。
手術が行なわれるかどうかは、痛みの程度や生活の不便さ、仕事の内容、年齢など、さまざまな面を考慮して決められます。
なかでも、痛みで「日常の動作が不自由になる」「外出するのがつらい」「夜痛みで寝付けない」など、日常生活にどれだけ支障を来しているかということが、手術を検討する最も重要な要素になります。

少しでも違和感や痛みがあればご相談を

大丈夫かな?と我慢を続けてしまうと、症状の進行を早めてしまいます。
少しでも違和感や痛みが続いているようなら、一度ご相談下さい。
早い段階での治療は症状の改善や、悪化を防ぎます。

当院では変形性股関節症に対しての治療も行っております。
電気治療やマッサージ、ストレッチや筋力トレーニングの指導をさせていただきながら、症状の緩和を目指して行きます。

横浜SEEDの治療プログラム

人間の体は全身で相互作用しながらバランスを取っています。

痛みやつらさが出ている患部にだけシップや電気・マッサージを行っても症状が根本的に治ることはほとんどありません。
YOKOHAMA SEEDの施術は、体の土台の骨格、その中でも骨盤・頚椎・腰椎を調整し、関節の動きのバランスを整え、整体・物理療法・運動療法を組み合わせた施術を行い、患部にかかる負担を取り除き自然治癒力を高め体の根本改善を目指しています。

1.ボディケア整体

運動不足や使いすぎて収縮し、固まった筋肉を丁寧にもみほぐし、全身の筋膜を心地よく緩めていきます。

2.骨格矯正・関節治療

骨盤や背骨に動きをつけていきながら、骨格バランスを整えていきます。ゆっくりと力を加えて関節に動きをつけていくので、お体への負担も少なく痛みはほとんどありません。
また、全身のストレッチを行い関節の動きを整えていきます。

3.物理療法

電気治療(総合刺激装置)をお体の状態に合わせて使い分け、固まった筋肉や炎症や痛みの強く出ている患部へアプローチしていきます。

ES-530

4.運動療法

お体の回復の経過を見ながら、運動機能訓練を行います。自重を使ったトレーニングや、バランスディスクなどを用いて再発を予防するトレーニングを行います。

ご希望の方には別メニューでパーソナルトレーニングコースをご用意しております。

ウォームアップ

5.セルフケア指導

患者様の症状に合わせた、ご自宅で簡単に出来るセルフケア法をお伝えします。セルフケアを行うことで、施術効果アップと施術効果の持続します。

セルフケア指導

YOKOHAMA SEEDが選ばれる理由

  1. 全スタッフ国家資格者で確かな技術と知識
    治療技術と知識が豊富なスタッフが手技を中心とした治療方法を提案します。一人一人の症状に合った治療法を選択し、根本からの改善を目指します。
  2. 年中無休・平日夜21時まで診療、大倉山駅から徒歩1分
    土日・祝日も休まず診療。平日は夜21時まで診療していますので、仕事帰りでもしっかり治療を受けることができます。治療を継続するためには、通院しやすい環境が大切です。
  3. トップアスリートから信頼される治療機器を完備
    多くのアスリート達から信頼されている総合刺激装置ES-530を完備。急性症状・スポーツ外傷の早期回復を目指します。

毎月たくさんの患者様がいらっしゃいます

当院ご来院の皆様からお喜びの声を頂いております。ぜひご来院時のご参考にしてください。
※効果効能を保証するものではございません。

 

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